Vol.6 1995

●佐野元春フェアー「The International Hobo King '95-'96」

10月20日(金)〜10月24日(火)、福岡県、天神イムズビル内8階イベントスペース GAYAにて、FM福岡主催、佐野元春フェアー「The International Hobo King '95-'96」 が開催された。このイベントでは、佐野元春の始動を待ち兼ねていたファンが、県内 はもとより九州各地からも集まり、デビューから昨年までのライヴヒストリー写真や 、雑誌「This」からレコーディングレポートの紹介、最新プロモーションビデオの上 映、チケットの先行予約などを行なった。詳しいレポートはこちら。

●スペースシャワーTVに出演

元春がCS放送、Space Shower TVに出演した。番組名は、「ニュース&カウントダウ ン」、そして萩原健太司会の「YO-HO」です。どちらもインタビュー出演。

●ニューシングル発表!

ごきげんなポップ・チューンが届けられた。元春、久しぶりのシングル発表。しかも 両A面シングルというから、その力のはいりようは並じゃない。タイトルは、「十代 の潜水生活/経験の唄」。「十代の潜水生活」は、副題として、「ティーンエイジ・ サブマリン」と題され、元春得意のR&Rナンバーだ。現代の世相をチクリと皮肉 った詞は、元春のユーモアのセンス、健在といったところ。東京スカパラダイス・オ ーケストラからのブラス・セクションを迎え、楽しい仕上がりとなった。一方の「経 験の唄」は、対照的に、しっとりとしたラブ・ソング。メロディ・メーカー元春の復 活だ。この曲は野茂投手が出演している生命会社のCF曲としてもTVオンエア中。エピ ックソニー・レコーズから発売は11月1日。 「十代の潜水生活/経験の唄」(ESCB1680/1.000円)。レコード・ショップに急げ!

●ビデオ・クリップも制作

そのシングル曲2曲について、ビデオ・クリップも制作された。このクリップ はプロモーション用として制作され、10月中旬からテレビでオンエアされている。ちなみ にその内容を簡単に説明すると、「十代の潜水生活」では、レコーディング・セッショ ンに参加したミュージシャンたちとのセッション風景。同時にこのメンバーは、来年1 月から始まるツアー・メンバーでもある、とのことなので、ファンは事前要チェックだ。 一方、「経験の唄」は、イメージ的な映像。元春は黒のコートにハット、ステッキとジ ェントルマンないでたちで登場。元春自ら「宮沢賢二」のイメージを想定したとのこと。 クリップを見た方からの感想を待っています!

CFクリップ「十代の潜水生活」QuickTime 695kb
CFクリップ「経験の唄」QuickTime 728kb

●コンサート・ツアー決定!

待ちに待ったコンサート・ツアーがいよいよ決定した!1996年、新たな年 の幕開けと共に、元春のライブが始まる。1月18日宮城県民会館を皮切りに2月27日神奈 川県民ホールまで8都市13公演。ツアーのタイトルは「佐野元春ライブ'96 INTERNATIONAL HOBO KING TOUR」。東京では日本武道館2DAYSがセットアップされている。更に詳しいイ ンフォメーションは、佐野元春最新ライブ情報でチェック!

●ドジャース野茂選手を激励訪問

元春は、8月25日、フィラデルフィアで、大リーグ戦、ドジャース対フィリーズを観戦。 野茂選手を激励訪問した。レコーディングで忙しくしている元春だが、合間をぬってこ の再会、8月26日付けのスポーツ紙でも大々的に報じられ大きな話題となった。元春は、 8月31日の誕生日を控えた野茂選手へのバースデープレゼントとして、自ら選曲、編集 した、特別編集版の2枚組CDをプレゼント。アルバム・タイトルを「Born To Win」(勝 つために生まれて)と名付け手渡した。野茂選手からは、ドジャースのキャップ(もち ろんサイン入り)がプレゼントされた。その日の夜はホテルのレストランで食事を共に し、積もり積もった話をしながら楽しんだ。

●TBS特別番組「野茂スペシャル〜夢は叶えるもの」

フィラデルフィアで、ドジャース野茂選手を激励訪問した元春。この、元春と野茂選手 の再会のドキュメントは、TVでも大きく報じられた。10月10日放送のTBS特別番組「野茂 スペシャル〜夢は叶えるもの」だ。めったにブラウン管に登場しない元春だが、この異 例の出演に驚いたファンも多いだろう。放送では、元春と野茂選手のダグアウト前での 歓談、試合を観戦する元春の姿、等を捉えていた。なお、この模様は現在発売中、元春 編集責任「THIS」Vol.4でも取り上げている。元春が自ら綴った、野茂選手に対する愛 情溢れるエッセイ、当日のドキュメント・フォトなど満載です。ぜひ、ご一読ください。

●大瀧詠一レコーディングへ激励訪問

8月31日、信濃町ソニースタジオ。大瀧詠一プロデュースによる渡辺満里奈さんのレコ ーディング・セッションが行なわれた。曲を提供した元春は、レコーディング・スタジ オに激励訪問。大滝さんとの久しぶりの面会に大喜びだ。深夜、渡辺満里奈さんも到着。 元春が訪問していることに驚いた様子だった。ガイド用のボーカルを録音する際、大瀧 さんが「佐野くん、唄ってみない?」と元春に声をかけると快く引き受け、スタジオ内に 入った。大瀧さんは、「こうしてレコーディングするのはナイアガラ以来だから、13年 ぶりか...」と、感慨深げに語った。ちなみに、元春がこのセッション用に書き下ろした 曲のタイトルは、「ダンスが終わる前に」。元春が女性シンガーへ曲を書き下ろすのは、 山下久美子以来、久しぶりのことだ。

●インターネット元春ホームページ、更に充実!

インターネットにオンエア中の元春ホームページ。開設から半年たった現在、すでに3万 人ものアクセス件数を記録している。日本で初めてのアーティスト・ホームページである、 この「Moto Web Server」は、コンテンツの充実度、アクセス件数からみても、現在ダン トツのクオリティを誇っている。その「Moto Web Server」が、今秋、更にバージョンア ップして新装開店します。より、グラフィカルに、よりインタラクティブにパワーアップ する「Moto Web Server」にご期待ください!
また、11月20日発売の日経トレンディ臨時増刊号に、この「Moto Web Server」が大きく 取り上げられています。コンテンツの紹介から、運営するMIPSのプロフィールまで、充 実した内容です。ぜひご覧になってください。

●マガジン「THIS」タイトルロゴも新たに新装開店

マガジン「THIS」のタイトルロゴが、10月発売Vol.4から変わりました。以前よりもシン プルに、すっきりとしたデザインです。復刊から1周年を迎え、気持も新たに、編集部一 同、意欲的な編集に向けて、がんばっています。またこのオンラインでも、新たにマガジ ン「THIS」のコーナーを設けました。逐次、コンテンツを掲載していきます。過去の目次 アーカイブとしてもご利用ください。

●トヨタ・カルディナCF新バージョン、オンエア中!

場所はニューヨーク。撮影は、ブルックリン・ブリッジ周辺で行われ、マンハッタンを バックに軽快な走りを見せる元春。撮影は8月26日、27日の2日間。早朝スタート。ブル ックリン・ブリッジ、ウォール街、ブルックリン倉庫街の3箇所で行なわれた。今回も 「ひたすら走った」元春。この新バージョンは、全国の各放送局で10月より始まってい る。

トヨタ・カルディナCF 30秒バージョン QuickTime 1.4Mb
トヨタ・カルディナCF 15秒バージョン QuickTime 729kb

●音楽誌「BRIDGE」にインタビュー掲載

渋谷陽一による久々の佐野元春インタビュー。取材場所は、竹之橋桟橋近くのホテル。 ハートランド解散から一年、元春は現在の心境をフランクに語った。来春発売予定のニ ューアルバムのこと、新しいツアーのことなど、注目すべき発言が収録されている。10 月10日発売「BRIDGE」に掲載中。

●長門芳郎著「魔法のビート」

70年代にはシュガーベイブのマネジメント、また、東京青山のレコードショップ「パイ ドパイパー・ハウス」の店主であり、現在「ビリーブ・イン・マジック・レーベル」の 主催者、長門芳郎氏の著作が発刊される。タイトルは、「魔法のビート」。長門氏のセ レクトによるミュージシャンとその音楽についてのエッセイ。ロック、ポップスのエバ ーグリーンを通じて、ポップ音楽の夢について語る。長年、現場で培ってきたポップス に対する深い愛情と知識に溢れた、ポップス・ファン必読の書だ。この本の中で、特に 注目は、元春と長門氏の対談だ。50年代のオールディーズから90年代のナウディーズま で、お互いの音楽に関わるきっかけとなった出来事や、どのようなアーティストから影 響を受けてきたかを熱く語り合っている。「魔法のビート」(編集発行メディアフロン ト 定価1500円 11月発売)


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