Vol.7 1995
●新ツアー、「International Hobo King Tour」が仙台公演を皮切りにス
タート。
2月下旬まで、全国8大都市、全13公演。このサーバでは、全国コンサート 会場から届けられたライブレポートをリアルタイムに掲載しています。(1/19発)
1月18日宮城県民会館からスタートするコンサートツアー「佐野元春ライブ
'96 INTERNATIONAL HOBO KING TOUR」に向けて、新年早々、1月4日から都内
某スタジオでリハーサルが順調に行われている。
元春をはじめ、ツアースタッフ全員意気込みが感じられ、コンサートは大変
期待できる内容になりそうだ。
フランスの核実験という暴挙を契機に、アーティストからも意義申し立 ての声が高まっている。国内では、今年10月、構成作家の岸聖展氏を中 心として構成された反核団体、「アトミック・バスターズ」が立ち上が った。「アトミック・バスターズ」は、主旨の賛同を得た国内アーティ ストの楽曲を集め、チャリティーCDアルバム「The Atomic Busters Vol.1」を制作。その収益の中から、ロシア政府に対し、核ミサイルの 解体を目的とする資金を提供するとしている。元春もこの運動の主旨に 賛同。自作曲「警告どおり計画どおり」を提供した。CDの発売は年内を 予定。
「十代の潜水生活/経験の唄」(11月1日発売)がリリースされたのもつ かのま、来年1月に、またニューシングルが発表されるとのニュースが 入った!これは、来年春に予定されているアルバム・リリースまでに、 少なくとも3曲のシングル曲を発表したい、という元春の意向に沿った もの。タイトルは、「楽しい時-Fun Time」。レコーディング・セッシ ョンはインターナショナル・ホーボー・キング・バンドのメンバーだ。 パッケージには、オリジナルを含む、3曲のリ・ミックス・バージョン が収録されるという。曲調は、ロカビリー+ポップ+ビートルズ、との こと!?新年にふさわしいゴキゲンなポップ・チューンに期待したい!
今年4月からはじまったレコーディング・セッション。国内でのリズム録 りはほぼ終了した模様。今後は海外でのコラボレーションが予定されてい るとのこと。元春がコラボレーションの相手として選んだのは「アル・ク ーパー」。60年代から70年代にかけて、ディラン、ステファン・スティル ス、ブラッド・スエット&ティアーズ等のプロジェクトに参加した伝説的 なプロデューサーだ。セッションは、来年3月、ツアーが終わりしだいア メリカで行われる予定。
シングル「十代の潜水生活」がスペースシャワーTV番組「夕陽のドラゴ
ン」の独自チャートでNo.1となった。この知らせを聞いた元春は、さっ
そくお礼の「感謝ディスク」を制作。司会のトータス松本氏とユウスケ
・サンタマリア氏に贈呈した。思わぬプレゼントに大感激した二人。番
組中もこのハプニングについての話題でもちきりだった。「感謝ディス
ク」に沿えられた元春からのメッセージは次のとおり。
「親愛なるトータス松本、ユウスケ・サンタマリア。佐野元春です。番
組「夕陽のドラゴン」のチャートで、「十代の潜水生活」がナンバー1
になったと聞きました。とても光栄に思っています。どうもありがとう
。これからも楽しい番組作りにがんばって下さい。」
開設10か月目を迎える、インターネット「元春ホームページ-Moto's Web Server」(http://www1.sony.co.jp/MOTO/)が、11月1日、より内容を充 実させて新装開店。現在までに、マルチメディア関連企業16社からの取 材依頼を受け、このホームページに対する関心は日増しに高まっている ようだ。中でも、日経トレンディー臨時増刊号(11月20日発売)は、元 春ホームページの細かな説明解説、運営スタッフへのインタビューを含 め、6ページの特集を掲載。「インターネットの特性を最大限に生かし たホームページ」と高く評価された。
都市に暮らす若き文化テロリストたちのためのバイブル。佐野元春編集
責任、マガジン「THIS」の最新号が届いた。今号の特集は、「瞬く数だ
け、世界が生まれる」と題して、アメリカの映像作家、ジョナス・メカ
スを取り上げている。その他、ドキュメンタリー・フォトグラファー、
ダニー・ライオンへのインタビュー、佐野元春「レコーディング日誌」
など、話題満載。12月1日、お近くの書店にて発売。
毎年郵政省は入局する新人に向けてCDを作成。著名アーティストにCDへ の曲提供とメッセージの依頼をしているが、今年は元春が指定された。 CDには「サムデイ」、「ニューエイジ」「レインボー・イン・マイ・ソ ウル」の3曲を収録。「ハートランドからの手紙#91」を沿えて送った。
キューン・ソニー・レコーズのアーティスト、真心ブラザースが4曲入 りミニ・アルバムを発表した。タイトルは「Time Goes On」。そのアル バム・タイトル曲「Time Goes On」は、元春ファンならば必聴の一曲だ 。あの名曲、「サムデイ」を巡る恋人たちの物語が唄われている。発売 は11月21日。
佐野元春インタビュー、雑誌「宝島」に掲載中。毎回、時代の顔を取り 上げているコーナー「ビップ・ルーム」に登場。「今回のレコーディン グを通じ、新しい世代のミュージシャンとの出会いから、当時、音楽界 の中では異端だったと思っていた自分が、実は「点」ではなく「線」な のだと実感している。」と、精神面での近況を語った。この模様は12月 13日発売「宝島」に掲載されている。
マネージメントから耳寄りな情報を入手した。現在、元春のデビュー15 周年を記念して「トリビュート・アルバム」制作の話が起こっている。 この話はまだ非公式の段階だが、元春を敬愛し、また影響を受けてきた 若きフォロワーによるトリビュートで、ミュージシャンのラインアップ も調整中とのこと。元春の音楽的な功績を讚える意味でもこれは是非、 実現してもらいたいプロジェクトだ。いち早くここで公式発表できます ように!