ハートランドからの手紙#140
掲載時:2002年3月
掲載場所:Think the earthプロジェクト刊「百年の愚行」書評
掲載タイトル:Think the earthプロジェクト刊「百年の愚行」書評

 古い世界が回り続ける。「百年の愚行」として切り取られたひとつひとつの「窓」から、静かに回り続けた20世紀の地球を見つめる。償いの季節がすでに訪れていて、後戻りはできない。ときどき何も聞こえないふりをしてしまうことが罪だった。「痛みさえも感じない」とは、ただの気取りにすぎなかった。刻々と刻まれゆく時を横目に、僕は、新しい地球が回るのを見なければいけない。- 佐野元春


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