In Motion 「空気」
日付/会場:2026/07/10 東京・丸の内 コットンクラブ
お名前:らくガキ
投稿日:Sat, Jul 18 2026 21:08:19 JST

東京駅丸の内南口
東京国際フォーラムから道を隔ててお隣のビルの2階
ライヴレストラン「Cotton Club」

2008年にファンクラブ限定でMoto&TheHoboKingBandで
開催されたことがある会場です。
(この時には仕事の兼ね合いで行けなかったことの
悔しさがこみあげてくる…。)

仕事を早めに切り上げて、時間があったので
外で食事をとってから余裕をもって会場へと足を運んだ。

落ち着いた雰囲気の中、落ち着いた大人の紳士淑女が
ほがらかにこのセッションがはじまるのを待ち構えていました。

定刻になり客席の背後からメンバーが現れ
続いて佐野元春もぼくの間近を通り過ぎステージに立つ。
(クールなたたずまいにシビれた…。)

ドラムスが転がりピリッとした会場をフワッと揺らす。

「再び路上で」
 時は はちみつ(Time is H oney)ではじまった。

山木さんのドラムス、呼応する坂井さんのコントラバスが
この怪しい混じりっけばかりの世界の空気の中
無理やりに隙間をこじ開ける。
その隙間ににじり寄る井上鑑さんの華麗な鍵盤の音色。
こじ開けられた空間に佐野元春は
毒と花を盛ったことばをくり出す。
その瞬間、誰かのもとに魔法というか、化学反応というか、
無意識の心に見知らぬ景色を投げかけていた気がした。

以前から演奏されている楽曲もこのメンバーで
即興演奏の形をとりながらも緻密に練られた表現が
佐野元春のくり出す言葉に呼応するかのように
ダイナミックに、繊細に、優雅なグルーヴに
満ちあふれていた。

2026年の今この時、これまでの秩序は崩れ
新しい行き先に戸惑い、苦しみ、無力感に苛まれる。

この世界の血の通わない安全で優雅なヒトビトは
今夜も自分を守るためのきまりを企てる。

In Motion 2026
この4人によるセッションは
この国の怪しい空気に、
この野蛮な世界に抗うかのように、
ゆれて、揺れて、揺れまくり、
炭鉱のカナリヤの如くこの世界に渦巻く
混沌の在りかを華麗に威厳をもって奏でていました。

ぼくはまだ大丈夫か & #8264;

この世界の行き着く先をぼんやりと眺めてる。

すぐそばに国会議事堂や皇居がある。

この国のかたちはひとり一人の理想の上に成り立つんだ。

分断を仕向けられた群衆は生き残りを争い
絶望の行く先で滅ぶのか…?。

腐っていく匂いは気のせいだと思いたい…。

モヤモヤとした世間の中の空気を精査して
毅然として君を守る武器を抱きしめて
いつもよりもっと自分の気持ちに正直に
残りの日々を費やそう。

新曲「虹の船」聴けてよかった。
もう1曲の「世界は慈悲を待っているか」の
詩も知りたいし、このバンドで聴いてみたいなぁ。

コットンクラブの親切な店員さん、
最高に美味しかったハイネケンとギネスのビール、
そしておおらかなオーディエンスのみなさん
とても貴重な時間を共に出来た気がしました。
どうもありがとう。

1回じゃすくい切れないよ。
また近いうちにこのセッションを
全身でまた浴びてみたいです!