●マガジンTHIS1号発売
すでに書店でチェックしたみなさんも多いと思いますがマガジンTHIS。待望のTHIS1号の特集は、「ビート、そして反抗の天使たち」。取材地となったコロラド州ボルダー(ビート・ジェネレーションのイベントが開催された場所)での元春のヒトコマ。それぞれの作家へのインタビューを終えた元春は、さっそくコロラドのすばらしい自然を満喫するため屋外へ飛び出した。美しいロッキー山脈やワイルドフラワー、澄んだ空気や星が輝く夜空、小川のせせらぎに耳を傾けながら、元春もいつになくリラックスしていたようだ。また、もうひとつの取材地、ニューヨークでは、久しぶりの再訪ということもあって、以前住んでいたアパートを訪れるなど、なつかしさに顔がほころんでいたようだ。アートが盛んなSOHOへ立ち寄り、写真専門のブックストア、「Photographer's Place」や、ポストカードの専門店「Untitled」に立ち寄り、つかのまのフリータイムを楽しんだ。
●訃報 元春のお母様ご逝去
かねてから療養中だった元春のお母様が10月5日、入院先の神奈川県ピースホスピスにてご逝去。63歳。7月28日のご入院から最大限、そばで看病を続けてきた元春。「Land Ho!」終了の翌日からは、かたときも離れず、静かな最期を向かえられるまで看護に尽くしました。ホスピスでの看護中、心配するスタッフに「患者の心を大切にするホスピスの姿勢に感銘を受けました。僕は大丈夫だから安心して下さい。」と静かに話していた元春だが、現場に復帰してからも休む暇もなく創作に没頭。そんな元春の姿を、お母様はきっと天国から見守り、誇りに思っているに違いない。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
●THIS出版記念パーティー
パーティーはあまり好きじゃない、という元春。でもこのときばかりはそうも言っていられない。今回、THISの出版を記念して、編集スタッフをはじめとする、簡単なパーティーを主催することになった。11月15日、会場となった青山にあるレストラン・バーでには、雑誌「THIS」でシニア・エディターとして元春の良きパートナーである新井敏記氏(彼はまた雑誌「Switch」の編集長でもある)、来年の1月、久しぶりのアルバムをリリースする佐藤奈々子さん、元春関係のデザイナーとして大活躍の駿東 宏さんなどの面面が集まり、食事をしながらの楽しい一時を過ごした。パーティーでは、各メインゲストの挨拶はもちろん、元春もTHIS編集長として、7月に行なわれたアメリカ取材の想い出話等、5分位のスピーチを行なった。
<作品紹介>
●新井敏記著「モンタナ急行の乗客」
10篇のインタビュー・ストーリー。ブルース・スプリングスティーン、佐野元春、緒形拳、笠智衆等。新潮社より発売中。定価1800円。
●佐藤奈々子 ニューアルバム「fear and loving」
フォトグラファーとしての活動の為音楽から少し遠ざかっていたが、音楽活動を再開。このアルバムは94年7月、L.A. VSA Studioにてレコーディングされた。TRIADより'95.1.21発売。
●駿東 宏編集「Module」
駿東氏編集の音楽雑誌。次号の特集は日本の歌ー特に歌詞について。インタビューでは元春が登場。普段見ることが出来ない元春のドローイングが表紙を飾る。次号発売は12月中旬予定。お問い合わせ:スントー事務所、Tel: 03-5489-8941
●過去のトピックス
過去に掲載されたすべてのニュース記事が閲覧できます。