アルバム『ストーンズ・アンド・エッグス』
からの幻想的なミディアム・バラッド
静かな狂気を感じさせる
不可思議な歌詞と複雑なコード進行
メロトロンなどヴィンテージな
電子楽器のサウンドが印象に残る
ソングライターとしての佐野元春の
新たなマイルストーンのひとつ
同じアルバムに収録され
このアルバムで再演されている「石と卵」同様
作者自身にとって大切な作品であろうことは
容易に想像できる

Original released in 1999
Album 'Stones and Eggs'
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丘の向こうから
風に祈るように
陽ざしがすべてを隠してゆく
No No No...
街の向こうでは
キャラメル・ソースのように
いかれた人たちがこぼれてゆく
No No No...
誰もいない湖に
君は泳いでいる
いつのまにか僕は
従順になっていく
桜の舞う坂道を
君は歩いてゆく
いつのまにか僕は
狂暴になってゆく
これが自由なら
眠らせてほしい
陽ざしがすべてを隠してゆく
No No No...
君を失いそうさ
君を失いそうさ
君を失いそうさ... |