ナポレオンフィッシュと泳ぐ日 限定編集版 - 佐野元春 2008年6月4日リリース

1989年、そのときあなたは何をしていましたか?

『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』が発売された1989年は、中国天安門事件、ベルリンの壁崩壊、国内ではバブル経済で沸く一方、昭和天皇崩御、「昭和」から「平成」へ動き出した年。まさに「世界は少しずつ形を変えていく」という一節を象徴するかのような激動の幕開けでした。そのとき、あなたは何をしていましたか? ここでは、『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』リリースの1989年を巡る、みなさんからの声を募集します。当時を振り返りながら、ぜひ投稿ください。

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たかし Expand excerpt 社会人1年目。 新しいスーツに人生初の営業カバンを持って みる物... 社会人1年目。 新しいスーツに人生初の営業カバンを持って みる物、接する物の全てが初物。 なーんか「フワフワ」した年だったですね。 雨の中、今の奥さんと参加した横浜スタジアム。 いつもの元春のLIVEとは違う、今後の混迷 を感じさせる内容のLIVEだったと記憶している。
カムオン Expand excerpt バブル経済の真っ只中、大学卒業して就職した年。 右も左の分から... バブル経済の真っ只中、大学卒業して就職した年。 右も左の分からない世界に飛び込んで、がむしゃらに働き始めた。今考えると、何を目標にしていたのか?周りに流されて生きていたような気がする。「愛のシステム」が心に染みた時期でもあった。あるきっかけで今は別の仕事をしているが、あの当時の厳しさは、今の生活にも生かされていると思う。ナポレオンフィッシュは、激動の中で疲れた心を癒やしてくれるアルバムでした。今でも聴くと当時が思い出されます。
イトーちゃん Expand excerpt 1989年もう社会人で仕事をしていました。 大事な彼女と歯車が... 1989年もう社会人で仕事をしていました。 大事な彼女と歯車が合わなくなっていた時期だと思います。空気の様なただそこにあるだけの感じになってしまったしまった2人は少し距離を置いていろいろ考えてこのまま消滅してしまうのが苦しくなってようやく気が付いた答えは空気が無いと生きてはいけない事…彼女は今でも大切な相方だ。
アスカ Expand excerpt OL2年め。後輩も出来て仕事にもやり甲斐を感じ始めた頃でした。... OL2年め。後輩も出来て仕事にもやり甲斐を感じ始めた頃でした。私のいた企業は金融業に属し泡沫を世間に撒き散らして数年後にメディアを賑わす事になります。お給料も待遇も破格で影が忍び寄っている事に気付きもしないで楽しく遊んでいました。そんな時に手にした元春の「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」 「俺たちは流れ星 これからどこへ行こう」この一節が心に焼きつきました。12月の中野サンプラザ。「GOOD BY 80'S」が大きく掲げられたステージに自分の中で何かが終わって何かが始まろうとしていました。その1年半後に辞表を手にしていました。
teenagekicks Expand excerpt その年は大学を卒業するときだから…、自分の転機になった年。 某... その年は大学を卒業するときだから…、自分の転機になった年。 某広告代理店の内定を3月ギリギリにお断りして、自分探しの旅に出た年です。その1年があったからこそ、今の自分があるのでしょうね。それにしても、月日が経つのは早いもの。 感慨深いものがあります。
rusty Expand excerpt 初めて自分の自動車を手に入れた年です。先に友だちが買った60年代... 初めて自分の自動車を手に入れた年です。先に友だちが買った60年代のシヴォレー・エルカミーノもかっこうよかったのですけど、俺はフォード車のかたちが好みだな、と思い、古いフォードにしました。世界で起きてることなどなにひとつ知らず、時代の空気などといったものもいっさいかまわず、夜になるとその頃出来たばかりのプール・バーの駐車場に乗りつけ、この自動車で俺たちはどこにでも行けるのだ、ざまあみやがれ、などと思っていました。
絵里子 Expand excerpt ナポレオンフィッシュツアーの時第二子を妊娠中で、秋のコンサー... ナポレオンフィッシュツアーの時第二子を妊娠中で、秋のコンサートでは四か月の体で飛び跳ねてたのを覚えてます。前年に亡くなった元春を愛してた親友をしのびつつ、お腹の中で元春を聴いたのだからきっと音楽の好きなリズム感のいい子になるよなあと旦那サンと話しながら・・・その娘も今は高校三年生。進路に迷いながら今は部活のハンドに一生懸命です。
Jenyffer Expand excerpt 7年間の長い春に終止符がくる。傷心に打ちひしがれていた26歳の誕... 7年間の長い春に終止符がくる。傷心に打ちひしがれていた26歳の誕生日に3年後結婚することになる夫と出会う。その夫を通じて元春を聴き始める。
astra Expand excerpt 社会人になって一年、免許を取り、自分の稼いだお金でCDを買い集... 社会人になって一年、免許を取り、自分の稼いだお金でCDを買い集め、カセットにダビングしては車のカーステレオで音楽を聴きまくっていました。カーステレオで聴くと、どんな難しく思えた音楽も良く聴こえるのが不思議でした。車に乗って未知の音楽を聴くのがとにかく楽しくて仕方なかった時期です。
かるむ Expand excerpt 1989年はとにかく仕事がきつくて辛くて必死に毎日をやり過ごしてい... 1989年はとにかく仕事がきつくて辛くて必死に毎日をやり過ごしていた時期です。これからどうしたらいいのかな?なんて迷いの中にいた頃。そんな当時の私にとって「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」の世界は、言葉の面でもサウンド面でも驚くほどピッタリはまり、それはもう1mmの隙間もないくらいフィットしました。「今まで探していたけどなかなか見つからない、そんな貴重なものを見つけた!」…ちょっとオーバーかもしれないけど、暗闇の向こうに光る灯台の灯りを見つけたかのような気持ちになり、何度も聴きながら励まされていました。音楽の持つ力にあそこまで心が揺さぶられたのは他にはありません。元春の好きな曲はたくさんあるけれど、このアルバムだけは思い出が強く特別なんですよね。
堅気屋 Expand excerpt 当時住んでいた札幌から横浜スタジアムのコンサートを見るため、寝... 当時住んでいた札幌から横浜スタジアムのコンサートを見るため、寝台列車で横浜に向かいました。今とは違い、携帯電話がない時代でしたので待ち合わせに一苦労。伝説の稲妻、「明君いつでも戻ってきていいんだよ。」佐野さんとダディーz柴田さんがゴンドラで空中に上がったのを鮮明に覚えています。赤い靴の前では記念写真を撮る人で、いっぱいでした。良い思いで。これからも新たな思い出ができるといいな。
Crinesia Expand excerpt 雨上がりの今日の空が、記憶の中のジャケットのデザインに重なりま... 雨上がりの今日の空が、記憶の中のジャケットのデザインに重なりました。1989年、思いがけないきっかけでこの地に転居。以来、怒濤のような年月を経て、やっとの思いで今日にたどり着きました。変わりゆく世界の出来事をひとつひとつ日記帳に記しては、自分自身の苦しさを明日への願いに昇華するため、「いつかきっと、今のこの苦しみと経験がどこかで誰かを救う日がくる…!」と念じ続けた日々を思い出します。部屋には、『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』が繰り返し、繰り返し。そして、2008年3月29日、涙と共に、本当の意味で佐野さんの音楽を心に刻むことを許された気がした、その瞬間、過去も未来も見事に塗り替えられていくのを感じました。今だからこその限定編集版、発売を楽しみにしています。
ヤマネコ Expand excerpt 制服のない高校に通う生徒でした。1年間のアメリカ留学から戻った... 制服のない高校に通う生徒でした。1年間のアメリカ留学から戻った後にこのアルバムがリリースされました。東欧情勢の急変など「世界劇場」の出来事を伝えるテレビや新聞の報道に胸が高鳴り、これからはきっと良い時代がきて、自分にも果たすべき役割があるに違いない、と根拠もなく考えたり、少し年上のお兄さん、お姉さんたちに憧れ、しゃれたTシャツを求めて街を徘徊しました。 タイトルと一部の詩の引用においてJ.D.サリンジャーが連想され、それまでの佐野さんのアルバムより日本語へのこだわりが印象的な作品。クリーンカットなサウンドが痛快で、今でも大好きです。もうリリースから19年経つのですね。今の若い人の感想が聞きたいです。
c-geo Expand excerpt 21歳。何もかもが楽しかった。何をしても良いし、何をしても正しい... 21歳。何もかもが楽しかった。何をしても良いし、何をしても正しいと思っていた。 元春のツアーのコピー 「so don't look back」が僕等の合言葉だった。
rahi Expand excerpt 昭和から平成になった日、薄暗いデパートで背中にBONJOVIと... 昭和から平成になった日、薄暗いデパートで背中にBONJOVIと書かれたジャンパーを着た人。コンサートが延期になったバンド関係者?TVからは賑やかな音が消えた。報道番組で昭和史のお勉強、例外だった教育TVでセサミ・ストリートを見る。5月、天安門広場の様子はまだ落ち着いていて暢気にTVを見てた。数日後の事態は予想だにできず。10月、ジャクソン・ブラウンとストーン・ローゼズのライブに行く。「ナポレオン・フィッシュと泳ぐ日」のブックレットに引用された「ミズミに捧ぐ」が気になり、図書館で探したがわからず。サリンジャーの「エズミに捧ぐ」のことだと気づいたのは随分経ってからのこと。世界が大きく動いてる。80年代が終わったと思った。でもそれが自分とどう関係してくるのかわからなかった。
さときち Expand excerpt 本当の自分らしさを解放できず、悶々としていた高校時代が終わり、... 本当の自分らしさを解放できず、悶々としていた高校時代が終わり、志望大学に入学した年。どうしてもやってみたかった体育会系のクラブに入部し、何を犠牲にしてでもクラブ中心の大学生活だった。今から思えば、怖いもの知らずで、非常識で、世間知らずだった18歳の私。でも、あんなに純粋でひたむきな生き方は、悲しいけど今はもうできない。大人になってしまったのかな。この投稿ページを見ていたら、何か切なくなってきて、あの頃の私をぎゅっと抱きしめてあげたくなった。ありがとう、あの頃のあなたのお陰で、私は今こうして生きています。
ケリー Expand excerpt 社会人になって2年目ぐらいです。 今の連れ合いと出会って一緒に ... 社会人になって2年目ぐらいです。 今の連れ合いと出会って一緒に 元春のライブに行き始めた頃かも。
koketa Expand excerpt 1989年。「大人になるとは」の答えをさがしていた。親に養われてい... 1989年。「大人になるとは」の答えをさがしていた。親に養われている自分が嫌だった。就きたい職業を見つけ、「仕送りはもういいから」と言って、夜間部のある学校へと通い出した。バイトは食事付きばかり、3箇所かけ持ちし、自活した。頭の中ではいつも「新しい航海」が流れていた。希望に満ちた。しかし3ヶ月後、「アパート代だけ援助して」と父に頭を下げた。屈辱だった...。あれから19年。先日、職場の先輩にこのエピソードを話した。意外な答えが返ってきた。「親父さんは嬉しかったと思うよ」。明日、父の墓前に手を合わせに行こう。
ショリーニョ Expand excerpt ちょうど1989年の今日、5月2日に結婚しました。 「ナポレオンフィ... ちょうど1989年の今日、5月2日に結婚しました。 「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」は、そんなこともあり特に想い出深いアルバムです。 アルバムが発売された翌月に行われた参院選で、自民党が歴史的な敗北を喫しました。 ここから新しい日本の民主主義がはじまると期待したものです。 あれから19年。 この国は進歩しているのでしょうか? 足踏みをしているのでしょうか? それとも退化しているのでしょうか? 「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」のリリースに際し、「90年代のデモクラシーについて考えてみたい」というコメントを佐野さんがおっしゃられていたことが、「リアルに感じてしまうこのごろさ」です。
マリーローズマリー Expand excerpt 皇室一家御用達の大学に通う、少し億手の女子大生。大喪の礼のとき... 皇室一家御用達の大学に通う、少し億手の女子大生。大喪の礼のときは学内は閉門となり物々しさを感じながらも、社会情勢などなどお構いなしに呑気に過ごしていました。 初めて、両想いの恋らしきものをし、"空が青い”それだけを伝えるためだけに、山手線を半周して彼の家まで行ってしまったことがある。一生ジーンズとTシャツでいよう....誓い合った。 校門から駅までの坂を歩いている時に「振り返った笑顔がまぶしい」というエッセイをレポート用紙に書いて手渡された。それはLOVELETTERすら書いたことのないシャイな彼の提出物。 誓いは、波にさらわれるかのように簡単に消え去り 約束を破ることも、嘘をつくことも平気で出来るようになってしまった....
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