2007年
1月
レギュラー出演中の音楽バラエティ番組「MusiG」の新春特番で元春の新曲が初披露された。これは番組内の企画で山口智充、山本耕史から成るユニット「The Whey-hey-hey Brothers」のために作詞作曲、プロデュースしたもの。タイトルは「じぶんの詩」。
The Whey-hey-hey Brothersのデビュー曲「じぶんの詩」が、iTunes Storeで先行ダウンロード販売開始。
ベストセラー作家、小川洋子さんの著書「小川洋子対話集」(幻冬舎刊)が発売、元春との対談が掲載された。小川洋子さんは、元春の曲をテーマにした短編集『アンジェリーナ佐野元春と10の短編』の著作者。
1月31日「札幌市民会館」の閉館に伴うコンサート、「札幌市民会館最後の日」に出演。この日のハウスバンドには、THE HOBO KING BANDから3人がプレイヤーとして参加。
2月
牧野良幸氏の単行本「僕の音盤青春記1971-1976」(音楽出版社刊)に推薦文を寄せる。牧野氏は、1985年のリリースの12インチシングル「クリスマス・タイム・イン・ブルー」のフロントカバーを手がけた銅版画家。
The Whey-hey-hey Brothersのデビューシングル「じぶんの詩」がリリース。
4月
佐野元春 MusicUnited.(ミュージック・ユナイテッド)名義のシングル『世界は誰の為に』が、iTunes Storeでダウンロード販売開始。参加アーティストは深沼元昭(メロウヘッド)、山口洋(ヒートウェイヴ)、藤井一彦(グルーヴァーズ)の三人。
DVD『音楽のちから〜吉野金次の復帰を願う緊急コンサート』発売。同コンサートではレコーディングエンジニア吉野金次氏の復帰を願い、元春は「サムデイ」を熱唱。
4月26日、新宿コマ劇場でのサンボマスターのライブ「サンボマスター vs 佐野元春」に出演。
新作アルバム『COYOTE』特集サイトで、元春がナビゲートする期間限定の番組「RADIO COYOTE」をストリーム配信開始。全7回。
5月
5月19日、東京原宿のアート&ブックショップ「NADiff」で、井上 鑑の企画によるアートイベント「Soundings 2007」にゲスト出演。井上 鑑、ヴァイオリンプレーヤー金子飛鳥とともにスポークンワーズのパフォーマンスを披露。
新作アルバム「COYOTE」から「夜空の果てまで」が、 NTTドコモ企業CMに起用される。
アルバム「COYOTE」からの先行リードトラック『君が気高い孤独なら』の限定ダウンロード販売が、iTunes Storeでスタート。
6月
NHK-FMで「元春レイディオショー」が期間限定で復活。「サウンドストリート21 元春レイディオショー」として全4回放送される。
6月12日、東京・銀座のApple Storeにてスペシャル・トークイベント『Moto Sano talks about the music of 「COYOTE」』を開催。元春と、レコーディング・メンバーである高桑 圭、深沼元昭、両氏が登場。
6月13日、新作アルバム『COYOTE』をDaisyMusicレーベルよりリリース。iTunes Storeでもダウンロード販売開始。
『COYOTE』のプロモーションで異例のTV集中出演。「ぼくらの音楽」(CX系)、「SONGS」(NHK)ではバンドとともに演奏を披露した。
Windows Media系の音楽配信サービス「MUSICO」で、『COYOTE』のアルバム・ダウンロード販売を開始。
アルバム『COYOTE』の発売を記念して、SNS「MySpace」とMWS合同によるユーザー参加型の動画投稿コンテスト「佐野元春ミュージッククリップ・コンテスト」を開催。
各国の先住民族の女性指導者(グランマザー)のひとり、ブラジル先住民族のスピリチュアル・マザー、クララ・シノブ・イウラさんと対談。
7月
音楽評論家、小尾隆氏の著書「SONGS 〜 70年代アメリカン・ロックの風景」(STUDIO CELLO 刊)の増補改訂新刊発行にあたり、推薦文を寄せる。
究極の佐野元春クロニクル書籍、『MOSTLY MOTOHARU ― ロックンロールとセンチメンタリズムの間に』(ストレンジデイズ社編集)が、全国一般書店で販売になる。
10月
ライブDVD『Hyde Park Music Festival 2005』発売。元春とバンドの演奏は、2005年9月4日出演分から「プリーズ・ドント・テル・ミー・ア・ライ」が収録される。
12月
TBSクリスマス特番「クリスマスの約束」で小田和正と共演し、「サムデイ」を唄う。
ロッキンオン主催のフェス「COUNTDOWN JAPAN 07/08」の東京(12月30日)、大阪(12月31日)両公演に、佐野元春 & THE HOBO KING BAND出演。
2008年
1月
1月22日、前回のツアー「星の下 路の上」から約1年8ヶ月ぶりの全国ツアー「全国ツアー 'Sweet Soul, Blue Beat'」が神奈川県伊勢原市民文化会館からスタート。各都市での公演のプロモーションも兼ねて、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアにも出演。
同日、TOUR 08 'SWEET SOUL, BLUE BEAT' の開幕に合わせ、DaisyMusicのモバイルサイトがオープン。
2月
2月9日発売のサンボマスターの山口隆氏による書籍、「叱り叱られ」(幻冬舎)に同氏との対談が掲載される。
4月
4月25日、元春が主宰するレーベル、デイジーミュージックが世界的な動画共有サイトである「YouTube」上に、オフィシャルチャンネルとして「DaisyMusic on YouTube 」を開設。アルバムプロモーションクリップをはじめ、インタビューやメイキング映像などを公開。
音楽配信サービスの「MUSICO」が元春作品の高音質MP3音源の配信をスタート。DaisyMusicのカタログの中から配信されたのは、「君が気高い孤独なら」「荒地の何処かで」「黄金色の天使」他計6曲。
5月
5月23日、ライブハウス「Shibuya O-EAST」で開催された杉真理デビュー30周年記念コンサート『魔法の中心』にシークレットゲストとして出演。杉真理がカバーして唄った「バイバイCボーイ」ではコーラスで参加。さらに、伊藤銀次が登場し、3人で『A面で恋をして』 を披露するなど、会場を大いに盛り上げた。
6月
6月4日、『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日 限定編集版』をリリース。オリジナル音源はもちろんのこと、「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」のレコーディングで渡英する前におこなったザ・ハートランドとの貴重なセッションの音源、全国ツアーの一環で1989年8月24日・25日に行なわれた「横浜スタジアム '89・夏」の模様がDVDで収録されるなど盛りだくさんの内容。
6月22日、J-WAVE「佐野Rock vs 健太Rock」にて音楽評論家の萩原健太と対談。古くからの友人関係にある同世代2人による熱く楽しい音楽論が展開された。その模様はポッドキャスティングでも「トーク完全版」として配信された。
7月
7月2日より、日本経済新聞において「読書日記」寄稿(全5回)。
7月、DaisyMusicの携帯電話向けサイト「DaisyMusic Mobile」で新企画「着うたレコメンド」がスタート。
7月11日、iPhone / iPod touch向けMoto's Web Serverを公開
7月17日に現役引退を表明した元大リーガー、野茂英雄投手(39)に、一部スポーツ新聞などメディアを通じコメントを送った。
7月30日、書籍「アクロス・ザ・ユニバース」にインタビューが掲載される。
9月
9月20日 、書籍「20〜はたちのあの頃」 ヴィレッジブックスにインタビュー記事が掲載される。
9月20日及び10月20日に発売の雑誌 「ストレンジ・デイズ」(108号)(109号)に インタビュー記事が掲載される。
10月
10月17日 、フジテレビ系全国ネット「僕らの音楽」に出演し、織田裕二氏と「SOMEDAY」を共演。
12月
伝説のラジオ音楽番組「サウンドストリート」の過去の放送から厳選した回が「NHK青春ラジカセ/サウンドストリート」と題してインターネット上でストリーミング公開される。
2009年
1月
1月12日 立教大学オープン講座「ザ・ソングライターズ 音と言葉の創作ノート」が開催される。この講座は、元春がホストとして国内の著名なソングライターを招き、創造的なソングライティングの本質に迫るものであり、第1回目のゲストは小田和正氏。以後も定期的に開催され、講座の模様はNHK教育テレビ(ETV)にて、レギュラー放送された。
3月
3月13日、MWSが元春ファン・コミュニティと共に「Happy Birthday, Moto! 2009.3.13」を開催。バースディメッセージを送ると、地図上の投稿場所にキャンドルが灯されるという仕組みで、たくさんのメッセージにより日本地図中を埋め尽くさんばかりのキャンドルが灯った。
3月18日発売の小坂忠生誕60周年記念アルバム『コネクテッド』に楽曲提供。「ふたりの理由、その後」と題されたナンバー。『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』に収録されたオリジナル楽曲に、新たなメロディと詞が添えられた。
3月31日 NHK-FM「元春レイディオ・ショー」、四半世紀を経て、新番組として復活。火曜午後11時、レギュラー放送開始。
番組開始に先立ち、昨年11月から続くかつてのサウンドストリートのインターネット上でのストリーミング公開(NHK青春ラジカセ/サウンドストリート)に加え、3月1日「FM40ラジオデー 新番組スペシャルトーク」として大貫妙子氏との対談番組がオン・エアされたり、かつての80年代に放送された元春レイディオ・ショーが「サウンドストリート・アーカイブス」として5夜連続で再放送(3月3日〜3月7日)された。またMWSでも「MRS USBラジオチューナー」を発売したり、特製Tシャツを販売するなど、ラジオ番組、インターネットを通じて、新たな番組スタートへの期待を膨らませる企画が続いた。
4月
4月8日発売の「メロウヘッド」(深沼元昭氏のソロ・プロジェクト)の新譜「Daydream weaver」の楽曲『Better days』にボーカルとして参加。メロウヘッドとのコラボレートは2005年リリースの『エンプティハンズ』以来。
4月26日、5月3日の2週にわたり、日本テレビ系列「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」に出演。企画は「クイズ佐野元春の500のコト」。佐野元春に関する質問がクイズ形式で出題されて出演者が回答し、元春自らが正解を発表していくというもの。元春は優勝者であるココリコ田中氏にギターをプレゼント。
5月
5月24日、日本テレビ 「行列のできる法律相談所」にVTR出演。番組出演者の東野幸治氏のトライアスロン挑戦の応援ソングとして元春の「SOMEDAY」が使われることに関連しての出演。
7月
7月4日、佐野元春 & THE COYOTE BANDによる全国ライブハウスツアー「COYOTE」がスタート。東京・赤坂BLITZを皮切りに全国ライブハウスを巡るという、佐野元春ライブとしてはかなりレアなアピアランス。
7月4日、5日、26日の佐野元春 & THE COYOTE BANDによる全国ライブハウスツアー「COYOTE」東京、横浜公演において、YouTubeとTwitterによるCOYOTE実況ライブレポートを実施。開場前の会場付近の臨場感、ライブ中の会場の熱狂の模様などが動画、テキストでインターネットを通じてレポートされた。この新しい試みは多くのIT系雑誌などで取り上げられた。
7月4日ETV「ザ・ソングライターズ」放送スタート。本放送に先駆けて、NHKでは番組内容・見所などを凝縮したスペシャル・プロローグ特番も放送された。またこの番組は、日本の放送文化に貢献した優秀な番組に贈られるギャラクシー賞の2009年7月月間賞を獲得した。なお、第1回、第2回のゲストは小田和正氏。第3回以降のゲストは、さだまさし氏(第3回、第4回)、松本隆氏(第5回、第6回)、スガシカオ氏(第7回、第8回)、矢野顕子氏(第9回、第10回)、Kj(Dragon Ash)(第11回、第12回)
7月30日、神戸、チキンジョージでの公演をもって全国ライブハウスツアー「COYOTE」全10公演を無事終了。
8月
8月19日 2006年にソニーミュージックからリリースされた『THE SINGLES EPIC YEARS 1980-2004』が、Blu-spec CD仕様でリリース。
9月
9月17日「宣伝会議・コピーライター養成講座09春 基礎コース」にて、特別講演。クリエイティブ・ディレクターである箭内道彦氏との対談形式で行われた。元春はミュージシャンとしてのデビュー前、かつてこの講座に通っていたという。
10月
10月17日、フジテレビ系全国ネット「僕らの音楽」に出演し、織田裕二氏と「SOMEDAY」を共演。
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