元春カレンダー | 2010~

2013年

1月

1月30日、ニューアルバム『ZOOEY』の発売に先駆けて、『世界は慈悲を待っている』先行リリース。すでに発売されている『ラ・ヴィータ・エ・ベラ』に続く、第二弾リード・トラックの発売。

2月

2月15日より、元春とザ・コヨーテ・バンドが出演するCS放送サービス「スカパー!」で知られるスカパーJSATの企業ブランドCMのオンエア開始。貴重なバンドのリハーサル風景を捉えた映像で、デジタル配信時代において一夜限りのライブとその感動は人々の心を動かす、というテーマ。

2月20日、元春の80年代オリジナル作品が、ソニー・ミュージックダイレクトから低価格、高品質CD(Blu-spec CD2)で再発売。'80年代のオリジナル作品である『バック・トゥ・ザ・ストリート』から『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』までの6タイトル。

2月23日、元春とザ・コヨーテ・バンドによる「2012-2013 WINTER TOUR」が東京国際フォーラム ホールAにてファイナル。18歳未満のキッズたちをライブに無料招待する企画(「U18 for Free」)など、新しい試みも成功裏に幕を閉じた。

3月

3月13日、元春自身の誕生日に新作アルバム『ZOOEY』リリース。今回のパッケージは、通常版に加え、CD+DVDの初回限定盤と、『ZOOEY』楽曲のエクストラ音源が収録されたボーナスCDを加えたデラックス盤、iTunesによるダウンロード版が用意された。
特設Webサイト、『ZOOEY』リリース記念特別企画「佐野元春ミュージッククリップ・コンテスト」などのイベントがアルバム発売に花を添えた。またプロモーションで全国主要都市をサーキットし、多数の新聞、雑誌等の取材やTVやラジオへの出演を行った。

3月13日、新作『ZOOEY』の発売を記念したライブイベント「ZOOEY発売記念@恵比寿リキッドルーム」開催。第一部は、ザ・コヨーテ・バンドがそれぞれのソロ・パフォーマンスを披露し、その後『ZOOEY』からの演奏。第二部のトークイベントでは、元春とバンド・メンバーとファンが和気あいあいとした雰囲気の中、レコーディングやツアーのこと、そして『ZOOEY』のことを語った。なお、この模様は、YouTubeを通じて全国にライブ・ストリーミングされた。

4月

4月1日、出版社「gift」から創刊された女性雑誌『DRESS』誌上で、元春による連載記事「街空ハ高ク晴レテ」開始。読者からの人生・愛・恋愛に関する相談に元春が親身に答えるという内容。

4月20日、京都造形芸術大学と東北芸術工科大学が共同で企画プロデュースするアートカレッジ「芸術学舎」に元春が特別ゲストとして登壇。講義のテーマは「インタビューのデザイン」。講師であるジョー横溝氏のレクチャーのもと、受講生が元春に『ZOOEY』にまつわるインタビューを行い、原稿を作成するという、インタビューに関する実践的なワークショップ。

5月

5月2日、日本武道館で開催された忌野清志郎トリビュート・イベント「忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー 日本武道館 Love & Peace」に出演。この日のハウスバンドにはDr.kyOn、古田たかし、山本拓夫が参加するほか、矢野顕子やトータス松本、曽我部恵一といった「ザ・ソングライターズ」で交流のあるアーティストも出演。

5月4日、5日「ALL TOGETHER NOW 2013」の特集ラジオ番組にて元春のコメント及びライブ音源がオンエア。「ALL TOGETHER NOW」は今から28年前の1985年に国立競技場で開催された野外音楽フェスティバル。なお、元春は今回の放送に先立って行われた公開リスニング・イベントにもトーク・ゲストとして出演し、イベントを盛り上げた。

5月12日より放送されたWOWOW連続ドラマW「配達されたい私たち」の主題歌として、新作『ZOOEY』から『虹をつかむ人』が起用された。

5月26日、リニューアルされた大阪のフェスティバル・ホールのオープニング・シリーズの一環として、佐野元春&ザ・コヨーテ・バンドのライブが行われた。過去にオノ・ヨーコ、ショーン・レノンとの共演、ガース・ハドソン、ジョン・サイモンとの共演など伝説的なステージが行われた思い出深いホールであり、元春にとって同会場における31回目のライブ。

6月

6月1日から、読売テレビ系の全国ネット報道番組「ウェークアップ!ぷらす」内のコーナーである「五十嵐ヨット研究所」において、アルバム『ZOOEY』から『虹をつかむ人』がエンディングテーマとして起用された。ニュースキャスター辛坊治郎氏が、全盲のセーラー"HIRO"こと岩本光弘氏と共にヨットでの太平洋横断に挑戦するという企画。

6月8日、BSスカパー!(BS241Ch)において、「MUSIC ON! TV presents 佐野元春ライブ・アンソロジー」オンエア。元春自身が過去のライブ映像を観ながら当時の音楽シーンや創作活動の秘話、自らの音楽論を語るという60分のロック・ドキュメンタリー。

6月29日、MUSIC ON! TV(CS325Ch)において、M-ON! LIVE 佐野元春 「佐野元春 & THE COYOTE BAND LIVE AT 東京国際フォーラム」オンエア。「佐野元春 & COYOTE BAND 2012-2013 WINTER TOUR」のツアー・ファイナルとなった2月23日の東京国際フォーラム公演の模様が放映された。

7月

7月15日、NHK-BSプレミアム「手塚×石ノ森 ニッポンマンガ創世記」(第三夜)にVTR出演。また同番組に関連し、東京現代美術館で開催された特別展「手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」において、元春が「鉄腕アトム」をモチーフにして1999年にリリースした『僕は愚かな人類の子供だった -Dedicated to the Astroboy』のデジタルアートピースとそのライナーノーツが紹介された。

8月

8月2日、ガース・ハドソンのビルボード東京公演でサプライズ共演が実現。1997年アルバム『THE BARN』セッション以来の再会で、元春は客席から呼び出されるままにステージに上がり、THE BANDの名曲『I Shall Be Released』を披露。

9月

9月上旬から中旬にかけてBS放送番組の取材で、「ビートの源泉を訪ねて」というテーマのもと、ニューヨーク、トリニダード・トバコ、セネガルを渡航。カリビアン / アフリカン音楽のルーツを訪ねるドキュメンタリー番組として、12月にテレビ放映(予定)。

9月7日より、ドキュメンタリー・フィルム「Film No Damage」が全国でロードショー。この映画は、元春の活動初期における「Rock & Roll Night Tour Final」からのライヴ・シークエンスを中心に、オフ・ステージのドキュメント映像やコメディ・シークエンスなどで構成。公開に先駆けてテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、WEBなど多方面でのキャンペーンが展開された。また、東京、兵庫では、「ライブスタイル上映」と銘打ち、通常のライブと同じように楽しめる趣向で追加上映されるなど、その反響は広がりを見せた。

10月

10月14日、ポール・マッカートニーの6年ぶり、通算16枚目となり新作オリジナル・アルバム『NEW』の発売を記念したインターFMのラジオ番組『Mondo Musica』のインストア・イベントに元春が出演。音楽評論家の萩原健太氏とともに、ビートルズ時代から現在に至るまでのポール・マッカートニーの魅力を語り合うスペシャル・トーク・セッションが行なわれた。この模様は11月11日にインターFM「The Beatles Special 〜 John, Paul, George & Ringo - & Paul!」にてオンエアされたほか、一部の動画がユニバーサル・ミュージックの『NEW』公式サイト上で公開された。

10月23日放映のTBS系テレビドラマ「SPEC 零」に当麻天(とうま そら)役で出演。

10月26日より、LIVEドキュメンタリー「ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987」が公開された。1987年8月、熊本県の野外劇場アスペクタで行なわれた12時間のオールナイト・イベント「BEATCHILD」を映画化したもの。このイベントは大雨と雷の中で夜通し行なわれ、元春とTHE HEARTLANDが朝5時のヘッドライナーを務めた。

11月

11月、横浜のブティック「赤い靴」のオーナー(現「GALERIE PARIS」主宰)坪山紗織さんご逝去。「赤い靴」は元春のデビューアルバム「Back To The Street」フロントカバーのロケ地としてよく知られた場所。「赤い靴」の閉店後に手がけられた画廊「GALERIE PARIS」では、元春の個展も開催された。

11月16日(東京:Zepp DiverCity)、24日(大阪:堂島リバーフォーラム)、エムオン主催『名盤ライブ』企画第一弾として、元春の初期の代表作、アルバム『SOMEDAY』の完全再現ライブが行われた。ザ・ハートランドのオリジナルメンバー、サキソフォンのダディ柴田も参加し、ザ・ハートランドとザ・ホーボー・キング・バンドの混成"スペシャル・バンド"が『SOMEDAY』を再現。また、来場者全員にメイキング・ドキュメンタリーBOOKとDVDが会場限定で配布された。なお、このライブの模様は2014年1月にMUSIC ON! TV(エムオン!)でテレビ放送される(予定)。

11月25日、長年元春のバンド・サウンドを支え続けてきた古田"Mighty"たかしのイベント「古田たかしドラム生活40年祭 〜しーたか 40〜 」が東京 SHIBUYA-AXにて開催され、元春がゲスト出演。この日のバンドには、古田たかしを中心に、井上富雄、Dr.kyOn、佐橋佳幸などThe Hobo King Bandのメンバーも集結。元春はブルースの名曲『コリーナ・コリーナ』を披露。

12月

12月4日、新曲『みんなの願いかなう日まで』がiTunes Storeを通じてダウンロード販売(予定)。元春にとって『クリスマスタイム・イン・ブルー』に続くクリスマス・ソング。

12月17日、恵比寿ザ・ガーデンホールにて、『L'ULTIMO BACIO Anno 13 10th Anniversary』 佐野元春 and THE COYOTE BAND - Rockin' Christmas 2013を開催(予定)。3年連続3回目の出演。

12月20日、ライブDVD「佐野元春 & THE COYOTE BAND LIVE AT 東京国際フォーラム」リリース(予定)。「2012-2013 WINTER TOUR」のツアー・ファイナルとなった2月23日の東京国際フォーラム公演の模様と元春へのスペシャル・インタビューが収録。

12月25日、『ノー・ダメージ デラックス・エディション』発売。全曲最新リマスターが施されたオリジナル盤(Disc1)、「Rock & Roll Night Tour」中野サンプラザ最終公演の未発表ライブ音源(Disc2)、「Film No Damage」がフル収録された映像(DVD)、そして解説書が1セットとなったデラックス・エディション。

12月31日、幕張メッセ国際展示場で開かれる年末フェス「COUNTDOWN JAPAN 12/13」に出演。こちらも2011年、2012年に引き続いての出演となる。

2014年

1月

1月21日より、ラジオ番組「元春レイディオショー」(MRS)において「ありがとう、大滝さん」を4週にわたってオンエア。昨年12月30日の大滝詠一さんの突然の訃報を受けての追悼特別番組。番組に残された大滝さん関連の過去のアーカイブをもとに、故人の想い出を振り返りながら、大滝さんの肉声と音楽を織り交ぜた特別プログラム。

1月25日、MUSIC ON! TVにて、「名盤ライブ『SOMEDAY』佐野元春 」オンエア。前年11月に東京・大阪で行われたエムオン主催『名盤ライブ』企画第一弾として行われた元春の初期の代表作、アルバム『SOMEDAY』の完全再現ライブの模様が放映された。
前週18日には関連番組として、「MUSIC ON! TV presents "SOMEDAY そして、今"」というアルバム『SOMEDAY』から31年、共に「生き抜いてきた」オーディエンス達の群像とドキュメンタリー番組もオンエアされた。

2月

2月12日、佐野元春&雪村いづみの共演盤「トーキョー・シック」リリース。ビッグバンドでレコーディングされたタイトル曲等全6曲が収録されたCDに、レコーディング・ドキュメント、2012年のビルボード・ライブの模様などが収められたDVDが同梱された豪華仕様。

2月24日、TV番組のロケのためニューヨーク訪問中、市内にあるライブハウス 'CITY WINERY'において、ブッカーT & MG'sのオルガンプレーヤー、ブッカーT.ジョーンズのライブを観覧。ライブ終了後、ブッカーT氏と面会、歓談。

3月

3月12日、「ラジオ・デイズ」シングルバージョンがiTunes Storeでリリース。 MRSのテーマとしてもおなじみのこの曲、このたびのMRS放送終了にあたって、追加録音、編集が行われ、シングルバージョンとしてリリースされた。

3月13日、前年同日に東京・恵比寿リキッドルームで行われた「ZOOEY」発売記念ライブがYouTubeで再配信された。「ZOOEY」収録曲のライブ・ステージをはじめ、ザ・コヨーテ・バンドのメンバーがそれぞれのソロ演奏を披露した様子や、ファンを交えてのトークショーの模様など充実した映像アーカイブ。

3月18日、佐野元春がDJ・選曲・構成を担当して、2009年から5年間にわたって放送されたNHK-FM「元春レイディオショー」(MRS)が、この日をもって終了。

4月

4月5日、NHK Eテレの「SWITCHインタビュー 達人達(たち)」において、「浦沢直樹×佐野元春」オンエア。漫画家・浦沢直樹とミュージシャン佐野元春による、互いの創作術、時代、新しさとは何かに迫る対談番組。

4月18日、ビルボードライブ大阪において、「佐野元春 & The Hobo King Band Billboard Live 'Smoke & Blue 2014'」がスタート。2012年に続く、3か月連続の東京・大阪でのマンスリーライブ。バッキング・メンバーは2012年と同様、古田たかし(Dr)、Dr.kyOn(key)、井上富雄(b)、というThe Hobo King Bandの面々に、笠原あやの(Cello)を加えた編成。

4月23日、ザ・コヨーテ・バンドとレコーディング・セッション。「COYOTE」「ZOOEY」に続く3枚目のオリジナル・アルバムのリリースに向けて始動。

5月

5月3日より、インターFM「Crazy About Sound」に5週連続出演。DJ野村雅夫による対談プログラム「Crazy About Sound」に、5月のマンスリーゲストとして元春が登場。

5月24日、NHK Eテレにて、「佐野元春×浦沢直樹〜僕らの“ボブ・ディラン”を探して〜」オンエア。4月5日に放送された「SWITCHインタビュー 達人達(たち)」のロケから生まれたスピンオフ番組。それぞれの活動の中で、ディランからの影響と敬愛の念を表現してきた二人が、’60年代のディランに所縁のある地を旅し、対話するという内容。

6月

6月、ANA国際線および国内線全路線において、機内番組「元春レイディオショー 特集「スーパー・シック〜雪村いづみ」」が流された。ANA機内番組用に元春が企画構成DJを行い編集した1時間のプログラム。

6月3日、元春が主宰するレーベル、DaisyMusicが10周年を迎えた。

7月

7月11日、ザ・コヨーテ・バンドとともに新作アルバムのためのレコーディング・セッション。約2ヶ月ぶりのスタジオレコーディング。

7月16日、書籍「大人エレベーター」発売。TVコマーシャル「大人エレベーター」にて共演した妻夫木聡氏との対談を掲載。

7月18日、書籍「立教大学 by AERA」発売。母校立教大学を紹介するムック本に、同じく同校OBである周防正行氏との対談の模様が収録されている。

7月25日、「夏フェス」の草分け的存在であるフジロック・フェスティバル’14に出演し、アルバム「ヴィジターズ」完全再現ライブを敢行。The Heartland、The Hobo King Bandからのメンバーを中心に、ラブ・サイケデリコのKumiをメンバーに迎えたスペシャルバンドでの参加。
なお、このステージの模様から、『ニュー・エイジ』が8月29日にフジテレビNEXTにてオンエアされた。

7月31日、小尾隆氏監修の新刊『パブ・ロックのすべて』に元春のインタビューが掲載。

8月

8月1日、レコーディングエンジニア、ジョン・ポトカ―とともにアルバム「ヴィジターズ」未発表曲のミックス。30年前にアルバムをレコーディングしたニューヨークにあるMSRレコーディングスタジオ(旧 Right Track Studios)にて。この作品「CONFUSION」は、10月発売の「VISITORS DELUXE EDITION」に収録された。

8月14日、ニューヨークから東京に戻った元春はザ・コヨーテ・バンドのメンバーとともにスタジオに入り連日のレコーディング。新作のためのセッションが続いた。

8月30日、東京 池上本門寺 野外特設ステージにて開催された「Slow Music Slow LIVE '14 in 池上本門寺」に佐野元春 & The Hobo King Bandとして出演。チェロ、笠原あやのを含むビルボード・ライブでのバッキング・メンバーとともに、夏の夜を演奏で彩った。

9月

9月7日、東京・昭和女子大学 人見記念講堂にて開催された「佐橋佳幸 芸能生活30周年記念ライブ」に元春がゲスト参加。The Hobo King Bandのギタリストでもある佐橋佳幸の活動30周年を記念したイベント。The Hobo King Bandのメンバーとともに、『風の手のひらの上』『ロックンロール・ハート』を披露し、アルバム「The Barn」の世界観が再現された。
なお、この日のライブの模様は、12月2日、NHK BSプレミアム「名曲のかたわらに サハシあり 〜ギタリスト佐橋佳幸・30周年記念公演〜」にてオンエアされた。

9月13日、“デジタル時代の新型ミュージックフェスティバル”と称した音楽イベント「THE BIG PARADE 2014」のスペシャル・キーノートセッションとして元春が登壇。トークセッションの聞き手は、2012年12月に元春レイディオショー「特集:音楽配信の現状とこれから」に出演した音楽プロデューサー山口哲一氏。デジタルと音楽、インターネット・ビジネスなど、多岐にわたる対話が繰り広げられた。

9月21日、NHK BSプレミアムにて、『名盤ドキュメント 佐野元春“ヴィジターズ”〜NYからの衝撃作 30年目の告白〜』オンエア。リリース30周年を迎えたアルバム「ヴィジターズ」について制作秘話を追うテレビ番組。元春のニューヨーク“訪問”と当時の制作スタッフたちとの再会を追った音楽ドキュメンタリー。

9月28日、クラブチッタ川崎にて、「佐野元春 & ザ・コヨーテ・バンド 2014年秋ツアー」がスタート。大阪フェスティバルホール公演、渋谷公会堂公演を含む全国19公演。

10月

10月10日、十勝にある「ミルクジャム」で有名なしんむら牧場を訪問。牧場主の新村さんとは10年来の仲。秋ツアーの帯広公演を前に、バンドメンバーとともに招待を受けた。澄んだ青い空の下、つかの間の休息を楽しんだ。

10月10日、ローリング・ストーン誌日本版11月号の表紙及び巻頭インタビュー。リリース30周年を迎えたアルバム「ヴィジターズ」について語った。

10月29日、アルバム「ヴィジターズ」リリース30周年を記念したスペシャルエディション「VISITORS DELUXE EDITION」発売。3CD+1DVD+1BOOKの形で、最新リマスター&高品質CD規格によるオリジナル盤、未発表曲も含む「ヴィジターズ」収録曲のアザーヴァージョン盤、1985年5月の品川プリンス・アイスアリーナ公演のライブCDと、未発表ライブ映像をメインとしたDVDの計4枚組。そして、フォトグラファー岩岡吾郎氏による1983〜1984年のN.Y.での佐野元春を撮影した、未発表写真含む写真集が同梱された。
発売に前後して、複数のラジオ番組で作品リリースを特集するプログラムがオンエアされている。
この作品のリリースのきっかけは、これまで所在がわからなくなっていたオリジナルのマルチ・テープが発見されたこと。今回の作品においては、このテープをもとに最新の技術で編集がおこなわれた。
また発売に前後して、複数のラジオ番組で作品リリースを特集するプログラムがオンエアされている。

10月29日、オリジナル・アルバム6作品が音楽配信ストア「mora」にてハイレゾ音源での配信を開始。ラインナップは、「BACK TO THE STREET」から「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」までの80年代のオリジナル・アルバム、6作品。マスタリングを担当したのは、元春作品も数多く手がけたバーニー・グランドマン・マスタリングの前田康二氏。なお、90年代のオリジナル・アルバムである「Time Out!」から「Stones and Eggs」についても11月19日より配信が開始されている。

11月

11月30日、「佐野元春 & ザ・コヨーテ・バンド 2014年秋ツアー」が渋谷公会堂公演にて千秋楽。ザ・コヨーテ・バンドと作り上げたアルバム「COYOTE」、「ZOOEY」からの楽曲を中心に、現在レコーディング中の新曲も披露され、全国のオーディエンスを熱狂させた。

12月

12月23日、24日、東京・六本木のEX THEATER ROPPONGIにおいて、佐野元春 & ザ・コヨーテ・バンド「2014ロッキン・クリスマス」開催。年末恒例となっているクリスマス・ライブイベントであるが、昨年までの恵比寿から六本木EX THEATER ROPPONGIに変えて、デイジーミュージック・プレゼンツによる2デイズの開催となる。

12月30日、幕張メッセ国際展示場で開かれる年末フェス「COUNTDOWN JAPAN 14/15」にザ・コヨーテ・バンドとともに出演。

2015年

1月

1月15日〜、1月22日〜、全国地方AMラジオ局「亀渕昭信のお宝POPS」に出演。元春の出演は2週に渡ってオンエア。

1月24日、東京日本橋三井ホールでおこなわれた渡辺シュンスケのコンサート「シンシュンシュンチャンショー」にサプライズ出演。渡辺シュンスケのバンド、オレケストラをバックに「約束の橋」を唄った。

2月

ロンドンを訪れる。アルバム「ブラッドムーン」のアートワークを、英国のアート・グラフィック・チームである 'StormStudios' に依頼。また、アルバム『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』(1989年)のプロデューサー、Colin Fairleyとも再会。未発表となっているレコーディング・ドキュメンタリー映像を完成させるため、Colin Fairleyへのインタビュー撮影をおこなう。

3月

3月4日、新曲「君がいなくちゃ」をリリース。これまでの、そしてこれからのファンに捧げた記念すべき一曲。「君がいなくちゃ...」という印象的なリフレインが魅力的なラブ・ソングで、思わずくちずさみたくなるような極上のメロディをもったポップ・チューン。2014年の全国ツアーでいち早く披露され、ファンの間では強くレコード化が待望されていた曲。

3月12日、東京・恵比寿のリキッド・ルームで元春の35周年を記念したキックオフ・パーティー「Tonight Show Featuring Motoharu Sano」開催。二部構成の前半は元春とコヨーテ・バンドによるライブ。二部は落語家立川志らべの司会進行によるトークショー。トークショーの中で、35周年アクションの予定、Moto's Web Serverの新リニューアル計画を発表。

3月13日、Moto's Web Server(MWS)が 開設20周年を迎える。

3月21日、佐野元春デビュー35周年。元春は1980年のこの日、シングル「アンジェリーナ」でデビューした。

4月

4月1日、ビルボードライブ東京において、「佐野元春 & The Hobo King Band Billboard Live 'Smoke & Blue 2015'」がスタート。2014年に続く、3か月連続の東京・大阪でのマンスリーライブ。バッキング・メンバーは2014年と同様、古田たかし(Dr)、Dr.kyOn(key)、井上富雄(b)、というThe Hobo King Bandの面々に、笠原あやの(Cello)を加えた編成。

4月3日、10日、ハートランドの初代ギタリスト、伊藤銀次がDJを務めるネットラジオ「POP FILE RETURNS」の第100回のゲストとして元春が出演。35周年イヤーの計画やデビュー当時のエピソードなど大いに語りあった模様を2回に渡って配信。番組の構成・聞き手は音楽ライターの能地祐子。

4月22日、新曲「境界線」リリース。読売新聞社からの要請を受けて詞曲を制作。同社のドキュメンタリーCMのテ-マソングとして採用。演奏はザ・コヨーテ・バンド。80年代のヒット曲「ヤングブラッズ」を思い起こすポップなソウルナンバー。

5月

5月7日、沖縄・辺野古地区を訪れた元春は、先にリリースされた新曲「境界線」のタイトルとともに、大浦湾のフォトスナップを添えたメッセージをフェイスブックに投稿。沖縄の基地移設問題の現状への問いを投げかけたメッセージは1000を超えるシェア、7000人以上の「いいね!」を集め、地元沖縄の新聞でもニュースとして取り上げられるなど、その反響が広がった。

5月10日、5月7日の投稿に寄せられた数多くのコメントに応えて、元春は、新曲「優しい闇」のクリップと共に「僕のスケッチを見て真摯に向かいあってくれた方にお礼が言いたいです、ありがとう。」とレスポンス、自らのソングライターとしてのスタンスについても改めて語った。

5月23日、横浜・赤レンガ地区野外特設会場にて開催された音楽フェス「GREENROOM FESTIVAL '15」に、佐野元春 AND THE HOBO KING BANDとして出演。

6月

6月12日、7月22日発売の佐野元春新作アルバム「ブラッド・ムーン」の特設サイトをMWSで公開。アルバム・フロントカバーや110秒ムービー・トレーラーを公開。アナログLP盤とUSBハイレゾ盤にはそれぞれの特集ページを用意。

7月

7月22日、新作アルバム「ブラッド・ムーン」発売。『COYOTE』(2007年)、『ZOOEY』(2013年) に次ぐザ・コヨーテバンド名義による3作目となるオリジナル・スタジオ盤。全国ツアーで培ったバンドの演奏力と楽曲のソングライティングが高いレベルで響きあい、エッジの効いたダンサブルなロック・アルバム。70's、80's、ファンク、ディスコ、アフロ、フォーク、R&anp;B、サイケデリックなど、ジャンルをまたいだ全12曲で構成。長年、佐野のサウンドを手がけているレコーディング・エンジニア渡辺省二郎と、世界屈指のマスタリング・エンジニアTed Jensenの手により、バンドのライブなサウンドを生かすべくアナログ音を重視したサウンド。初回限定版、通常CD盤、ダウンローディングに加えて、アナログLP盤とUSBハイレゾ盤という5種類の形態で提供。

8月

8月2日、横浜赤レンガ倉庫1号館3階ホールで開催された雑誌「SWITCH」のイベント「Good Music and 3WAY Talk to 70's Spirits @70's VIBRATION YOKOHAMA」のトークショーに元春が出演。テーマはアナログ盤を通して70年代カルチャーを紐解く「アナログ・コンサート」。

8月3日、Live House 浜松窓枠にて、「佐野元春&THE COYOTE BAND 2015 サマー・ツアー」がスタート。地方都市を中心とした全国ライブハウス・サーキット。全9公演。

8月14日、北海道・石狩湾新港で開催された野外ロック・フェス「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2015 in EZO」に、佐野元春 & THE COYOTE BANDとして出演。

8月21日、22日、東京国際フォーラムで「松本 隆 作詞活動45周年記念 風街レジェンド2015」開催。この日、佐野元春は、一夜だけ再結成した「はっぴいえんど」と共に、大瀧詠一氏への追悼も込めて、松本隆作詞、大瀧詠一作曲のロック・ナンバー「はいからはくち」を唄った。ショーの中盤では、伊藤銀次、杉 真理、佐野元春による「A面で恋をして」を披露。
また、この公演を終えた元春は、松本隆氏とはっぴいえんど宛てにコメント「蜜柑色したヒッピーに捧げて」を送った。

9月

9月5日、東京 池上本門寺 野外特設ステージにて開催された「SLOW LIVE '15」に、佐野元春 & THE COYOTE BANDとして出演。

9月6日、栃木県真岡市の井頭公園 運動広場で開催されたRADIO BERRY主催の野外ロック・フェスティバル「RADIO BERRY ベリテンライブ2015 Special」にTHE COYOTE BANDとともに出演。

9月16日、ローリングストーン日本版が主催した音楽イベント「THE ROCK FACTORY」にLOVE PSYCHEDELICOと佐野元春 & THE HOBO KING BANDが登場。

9月29日、TBSラジオ番組『SOUND AVENUE 905』の枠で新「元春レイディオショー」が半年間限定で復活。佐野元春選曲、構成、DJによる「元春レイディオショー」。80年代にNHK-FMで始まりその後、継続的にオンエアされている良質の音楽番組。新しい「元春レイディオショー(MRS)」は、2015年9月29日(火)21:00からスタートし、毎週火曜日の1時間番組、2016年3月末までの半年間という期間限定の番組。


10月

10月25日、TOKYO FM 45周年記念特別番組「風をあつめて〜風街レジェンド 2015 LIVE at 東京国際フォーラム」オンエア。8月21・22日に行なわれた『風街レジェンド』で、元春が「はっぴいえんど」と共に、松本隆作詞、大瀧詠一作曲のロック・ナンバー「はいからはくち」を演奏した音源の放送。

11月

11月1日、東京豊洲エリアで開催されたInterFM897主催の野外イベント「豊洲野音カーニバル」にTHE HOBO KING BANDとともに出演。

11月23日、BS朝日『「松本隆 風街レジェンド」〜松本隆 作詞活動45周年記念 オフィシャル・プロジェクト』に出演。

12月

12月4日、佐野元春の専用アプリケーション「DaisyHeads」無料ダウンロード開始。開設から20年目に突入した佐野元春Web - MWSと、元春ファン・アソシエーション - mofaが共同で、モバイル時代の新サービスをスタート。名前は「DaisyHeads」(デイジーヘッズ)。iPhoneで動作する無料の専用アプリケーションをインストールすれば、誰でも佐野元春の全楽曲のデータや歌詞テキストにアクセスできる。日々発信される佐野元春の最新ニュースを通知してくれるニュースリーダー機能も装備。さらに、定額課金のDaisyHeadsメンバーに登録すると、アプリケーションを通じて佐野元春の未発表ライブ音源をストリーミング再生できるなど、モバイル・アプリケーションならではの新しいサービスを提供。

12月5日、京都KBSホールにて、「佐野元春35周年アニバーサリー・ツアー 佐野元春 & THE COYOTE GRAND ROCKESTRA」がスタート。デビュー35年目を迎えた佐野元春が、ファンに感謝を込めたアニバーサリーツアー。佐野元春 & THE COYOTE GRAND ROCKESTRA(ザ・コヨーテ・グランド・ロッケストラ)と命名されたバンドは、このコンサート限定。参加ミュージシャンは、コヨーテ・バンドのメンバーに加えて、GUI=長田進、KEYS=Dr.kyOn、パーカション=スパム、ブラス=山本拓夫セクション、という豪華メンバー。80年代から現在までをカバーするオールタイム・ヒッツなセット・リストを披露。大阪フェスティバルホール公演、東京国際フォーラムホールA公演を含む全国12公演。

12月6日、 元春がNHK Eテレ「日曜美術館」に出演。独特の作風で知られる写真家・植田正治の世界を探求するドキュメンタリー放送。植田氏が多くの作品を残した舞台・鳥取砂丘に赴き取材する内容。

12月22日、23日、東京・六本木のEX THEATER ROPPONGIにおいて、佐野元春&ザ・コヨーテバンド「2015 ロッキン・クリスマス」開催。毎年恒例となっているDaisyMusic主催のクリスマス・コンサート。昨年に続いて2デイズの開催。

12月31日、幕張メッセ国際展示場で開かれる年末フェス「COUNTDOWN JAPAN 15/16」にザ・コヨーテ・バンドとともに出演。